戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

図書を寄贈いただきました…

今日は、図書10万円分の寄贈を受けました。

 

株式会社 東亜 様からです。

 

午後2時から、その贈呈式がありました。

 

まず、代表取締約社長の山口州史さん(中央)よりご挨拶をいただきました。

 

今回は、八十二銀行の「地方創生・SDGs応援私募債」を利用したものです。

 

これは私募債の発行する際、銀行が発行企業から受け取る引受手数料を割引し、

発行企業がその割引分で博物館に寄付をいただきました。

 

画像の右端にお座りなのが、八十二銀行東和田支店の池上支店長です

 

ありがとうございます。

 

 

長野市立博物館の中野館長が、目録を受け取りました。

 

 

ご寄贈いただいた本を置いて、今回の贈呈式のメンバーで記念撮影…

 

 

今後の教育用研究用の図書43冊をいただきました。

 

子ども向けの図鑑、自然のさぐる各種ハンドブック等です。

 

多目的室に置いて、皆さんに公開します。

 

ぜひ、ご覧ください。

 

 

 

なぜ、株式会社 東亜さんが当館を選ばれたのか、山口社長に尋ねると、

 

創業者 山口岩松氏(現社長の祖父)は、明治39年に柵村に生まれたそうです。

 

                   (この画像は、山口社長のご提供です)

柵尋常高等小学校を卒業し、昭和18年長野市内で株東亜を創業。

南千歳町に工場をつくり、機械製作を行ったそうです。

山口岩松氏は昭和40年に柵小学校建設にあたって、1万円の寄附を行っています。

 

そのご縁で、今回の寄附につながりました。

 

博物館にある柵村誌や柵学校90周年記念誌等からさかのぼり、

柵村番場の出身であることもわかりました…

 

現在の社長さんも知らなかったことがわかり、活字として記録が残っていて、

喜んでおられました。

 

旧小学校を生かした当館は、某局の●ァミリー●ストリー的な活動もやっています。

 

地域の博物館とは、そんな存在でもあります。

 

人と人、人と地域をつなげる場でありたい、と願っていたので、

こんな活動の一環をご理解いただき、今日は、みんなが笑顔になりました…

 

今日もおあとがよろしいようで…