戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

朝の視察は、何が起こるか予測不能…

月曜日の朝のことです…

 

久しぶりに冷え込み、朝の視察先のグラウンドでは霜柱がたくさん…

 

 

柴犬館長も気になる様子です…

 

 

エノキのような長い霜柱が見えます…

 

 

10センチを超えるものも…にょきにょきと成長をしたのでしょう…

 

陽があたると溶けてしまう、朝だけの見ものです…

 

 

日曜日、湿った雪がある程度降り、水分も多く、

 

月曜日の朝の冷え込みで、キレイに発達…

 

 

朝日を受けた霜柱は、柴犬館長も見とれていました…

 

🐕「これぞ、地上のほうき星…」

 

そして、今朝も、このグラウンドを巡りました…

 

すると、バックネットの前に何か遺物が…ありました…

 

遠目にはサツマイモのように見えました…

 

🐕「誰かが忘れたのか、それとも畑から掘り出したのか?」

 

2人で近寄ってみると、

 

小鳥です…

 

🐕「なんじゃ、こりゃ…」

 

よく見ると、目のまわりも凍結していました…

 

死亡時間は昨晩より以前でしょう、

 

頭部右側に外傷があり、何ものかに襲われたような感じです…

 

少なくとも病死ではなさそう…

 

🐕「これは事件じゃ、110番じゃ…捜査一課や鑑識を…」

 

柴犬館長の通報でも、これの立件は無理ですよ…

 

 

ご遺体を回収することに…

 

博物館で、詳しい職員に聞くと

 

「シメ」とのこと…

 

このシメに、何があったのかはわかりませんが、

 

冬の季節も、生き延びるための戦いが目立たぬところで行われているようです…