戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日は小雪舞う中で…

12月も下旬へと向かいます…

 

昨日のような生暖かい陽気は終わり、今日は雪が降りました…

 

戸隠観光協会ライブカメラを見ると、奥社や鏡池などでは

 

雪が積もったようです…

 

この時期らしいものに…

 

今日は、その寒さを利用した「わくわく入門」

 

味噌の仕込みです…

 

 

ストーブで煮ておいた大豆をよく潰し、

塩、そして例の麹をよく混ぜます。

 

 

 

老若男女が集い、小さなお子さんもお手伝いです…

 

 

そして、味噌玉にして、空気を抜きながら、容器に詰めます…

 

 

大豆の煮汁を最後に掛けます…

 

これが実は、大事な作業だったということに気づきます…

 

 

これが一年当館で寝かせた味噌です…

 

すっかり忘れていましたが、いい塩梅で熟成が進みました…

 

大豆の煮汁がたんぱく質の膜をつくって、保護材のような形に…

 

すごい! 昔の人たちの知恵を学びました…

 

1時間ほどで仕込みは終わりましたが、

 

実際は、1週間の準備期間が必要でした…

 

🐕「生きるための博物学じゃ…」

 

発酵という科学と、先人たちの経験と知恵の上に、

 

生活は成り立っています…

 

🐕「そんな、当たり前のことに気がついてもらいたいなぁ…」

 

           とは柴犬館長の言…

 

 

家庭科室のある、全国的にも珍しい博物館から

 

味噌づくりのレポートでした…