戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

心配もなんのその!!

今日は地元小学校の学校行事のお手伝いで、

奥社の冬の森へでかける日です。

予報に反して夜中は雨音が聞こえていたので、

はらはらしながら目覚めると、

小雪が舞っていました。

ほっと一安心^^

 

9人の子どもたちと保護者とガイドと先生と、

元気に出発です!

鏡池までは行かず、お弁当は学校に戻ってからとるよう

変更になり、短縮版となったので、

体を動かした方が温まりますし、どんどん歩きました。

 

この奥社のあたりでも昨夜は雨だったようで、

木の枝は、飴細工のような氷に包まれています。

こんな奥社の森は初めてです。

これはこれで、新しい発見。うきうき進んでいると、

 

いつの間にか、子どもたちの手に、

変わった形の氷があります!

 

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ササの葉の形に見える・・・????

 

教えてもらうと、

ササの葉の上で氷ができており、

ぺりっと剥がすと、ササの葉の形そのままの氷の板を

取り出せるとのこと。

 

 

驚きの、大発見です(*'▽')!!

 

勝手に「ササ氷」と名付け、

みんなで夢中になって集めました。

写真には写っていませんが、

氷にはササの葉の筋もそのままついています。

 

 ササの味がする!?

 お刺身を盛るのにちょうどいい!!

 売れるんじゃない!?

 

などなど、(主に大人が)盛り上がりました^^

 

気温が低い中で雨が降り、ある程度の厚さに凍り、

今朝は日差しがないのでとけない、という

昨夜からの絶妙な気象条件が必要です。

そもそも、この冬の少雪でないと、ササは全て雪の下に隠れてしまい

雪上に出ていることもありません。

いろいろな条件が重なった上で、

さらに子どもたちの観察眼の鋭さからの発見です!

素晴らしい^^!!

子どもたちへの最高のプレゼントになりました。

 

他にも、

キツツキの仲間のアカゲラや、右往左往するリスを目撃!

つるのブランコも楽しめました。

 

 

子どもたちの発見力と遊び力の高さを改めて実感です。

 

 

ありがとう、戸隠の神様!

 

ありがとう、戸隠の森!!

 そして、戸隠の子どもたち!!!

 

今日は、おかげさまでゆっくり眠れそうです。

 

 

そうそう、忘れてはいけない、

今日、2月22日は 

 にゃん にゃん にゃん で

猫の日でございます。

 

柴犬館長とともに、戸隠の平和を守っているお猫様がこちら。

 

貫禄たっぷりです^^

日が延びたので、仕事帰りにそのお姿を拝見できるようになりました。

今年もよろしくお願いいたしますm(__)m