戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

準備の合間に・・・

来週末に始まる春の企画展に向けて

準備を進めておりますが、

某職員はその合間に調査に行ってきました。

 

雪があるうちでないとできない、奥社の社叢林の樹木調査です。

(林床を覆うササが雪の下になっているときでないと、

森に入れないのです・・・)

 

 

昨日はあいにく雪が降り、前の日からの新雪で、

スノーシューも沈みます。

歩きにくいことこの上なし・・・;;

 

 

幹回りが3m以上あるのが巨樹と定義されていますが、

その計測です。

戸隠の奥社の社叢林にはそんな巨樹が何百本とあります。

10年前にも同じ調査をしているのですが、

ミズナラの木は10年で10㎝以上増えているものがほとんどでした。

12㎝増えているとすると、直径では約4㎝増。

年輪幅で1年に2㎜成長していることになります。

時間の経過と生き物としての樹木とを実感しました。。。

 

それにしても、3月になってから何度か雪が降り、

2月よりも積雪が増えています。

小学校の子どもたちと行けなかった鏡池

今の方が行けるのでは、と思ってしまいます・・・^^;

 

今日も展示準備です。

 

 

展示ケースを運び出すために、

久々に旧館にも入りました。

床がかなり傷んでいるところもあって、

スリリングでした~ (>_<)

 

外に出たときにふと見ると、

ウメのつぼみがほころんで

白い花弁を見せているものがちらほら・・・

 

 

 

一つだけですが、開き始めていました!

 

暖かい日が一日あれば、咲き進みそうです。

 

企画展の準備をしっかり終えて、

春本番の到来を待つのみ、としたいところです^^;

 

ちなみに、ピントが甘くて申し訳ないですが、

 

サクラはさすがにまだまだ固いつぼみでした。