長野市豊野、飯綱町、中野市の境界付近に露出する地層の調査に行ってきました。このあたりには、昔(20万年くらい前)の湖にたまった泥や砂の地層が見られ、JR立ヶ花駅付近では約40度傾いているのが確認できました。
砂や泥は、湖の底に積もったものですから、はじめはほぼ水平だったはずです。ということは、この地層は積もった後に傾いたことになります。動いているように見えないかもしれませんが、確かに私たちの暮らす大地は少しずつ動いているようです。
このほか飯縄山から噴き出した火山灰(軽石など)も観察することができました。地層の中には、むかし長野であった大事件(火山の噴火や地震)が記録されているのです。
↑かたむく地層
↑火山灰(白い縞のところ)