戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

地質調査中に・・・

信州北部をうろうろと地層の調査に行ってきました。地層が露出している場所のこと露頭(ろとう)と呼びます。昔に比べると崖はコンクリートや金網、植物に覆われてしまい、良い露頭がどんどん減っている気がします。そんな中、ある河床では地層がきれいに露出していて、たくさんの化石を見ることができました。以前は当たり前のようにあった露頭ですが、今では貴重な存在になってきています。
また、地層を観察していると厄介なお邪魔虫が現れることもあります。なんと15cm(推定)もある巨大なトビズムカデ(日本最大級の種類)! 思わずのけぞってしまいました・・・