戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

不幸中の幸い?

鳥の頂き物も続いています。


先日はシロハラ


今日はアトリが

(↑↓冬羽のアトリです)


窓にぶつかって亡くなりました。
こうした事故は最近増えているようです。



この辺でシロハラもアトリも
冬から春にかけてしか見られません。(←訂正しました)
長い旅をしてきたのに、窓にぶつかってしまうなんて。。。
でも、おかげで標本が増えます。



研究もそうでしたが、ここの展示も生き物の死があって成り立っています。
化石も、はく製も、骨格標本も、搾葉標本も、乾燥標本も、液浸標本も、etc…
時代はともかく死んだ生き物たちです。

そう思うと自然の展示は、「命を無駄にしない」という意図も含めてのもの。
そのことをうまく伝えていきたいと感じる肌寒い一日でした。