戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

第10回自然観察会

今日は2本立てで骨の組み立てをしました。
ひとつはハクビシンカモシカを開きで並べる作業
もうひとつは手羽先のオブジェ作成です。



骨格の開きを並べる様子は

こんな感じで、たのしそうでした。



手羽先のオブジェは
まず、味付きで煮込み
肉を食べながら骨を観察しました。
ある程度骨が見えていたところで
スケッチです。


このスケッチがあとで役に立つのです。



そして
もう一回煮込み、脂を抜きます。
お湯からとりだし、
丁寧にばらしながら、きれいにします。





ばらしたホネは並べていきます。
こんな形にくっついていたかな?と
乾くまで
スケッチも参考にしながら
オブジェのイメージを膨らませます。





いよいよ制作!

作成中はみんな無言になります。





作品の一部です。
見事なできばえです。



皆さん手羽先のホネをじっくり観察したのは
初めてだったようで、
たくさんのホネがあることにびっくりしていました。


また、身近な材料なので、
骨の観察が気軽に何度もできると
普段の生活の中で試してみようという方もいました。



手羽先などを食べるときには
じっくりと観察して下さい。



きっと
ホネへの興味が
ふつふつと沸いてきますよ。