戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

ヒトとテントウムシが集う博物館

 外はポカポカ、天気良好。こんな日は、太陽光を浴びて、光合成したい気分になります(葉緑素をもってないのでできませんが)。ゴールデンウィーク、お客さんがいっぱい来館されています。ありがとうございます。
お客さんのみならず、テントウムシもいっぱいでてきました。トイレの日当たりの良いところに、密集していました。暖かくなって、越冬していたテントウムシが目を覚ましたのでしょう。かわいいテントウムシも、こんなにいっぱい集まっていると、やっぱり少し気持ち悪いものがあります。しかし、植物が大好きな某職員はとても歓喜して、一生懸命、テントウムシを集めていました。

フタボシテントウとカメノコテントウがいました。その他にも、異臭を放つカメムシがいました。その某職員は、「くさい、くっさぁ〜い!」と言いつつも、なんだか嬉しそうな顔だったのが印象的でした。カメノコテントウがずっと欲しかったそうです。欲しいものがみつかって、よかったね。
 テントウムシは、はねに模様がついていますが、この形が違っているものがいます。同じ種なのに違う模様をもっているのがフシギです。これは、遺伝的なものなのです。DNAの世界ですね。某職員が集めていたテントウムシは、そのうち標本になって、皆さんの前に現れることでしょう。楽しみにしていて下さいネ。