戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

解剖団

当館は、ボランティアが集まってできた「解剖団」があります。本日は、グリーンイグアナ、カミツキガメアカショウビン、フラミンゴの解剖を通して、体の仕組みや骨のちがいを学びました。戸隠では見ることのできないイグアナは、子どもたちに大人気。また、カミツキガメから卵がたくさんでてきて大興奮でした。

今回のようにいろいろな動物を見くらべながら、体の仕組みのちがいを学ぶという機会はめったにありません。ほかの動物とくらべてみると、「それぞれの動物は、生きている環境に適応するように体を進化させてきたんだなぁ!」ということが体感できました。

今回、動物園の飼育員から、「グリーンイグアナは、ガラパゴス島にいるイグアナの祖先かも知れないといわれている」と伺いました。ガラパゴス島といえば、チャールズ・ダーウィンを思い出します。彼は、進化論を唱えた人として有名です。今回は、解剖というかたちで、生き物の進化をみることができました。