戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

さよなら、シンシュウセミクジラ

先日、当館に持ち込まれたシンシュウセミクジラ(Eubalaena shinshhuensis)の頭骨のレプリカが信州新町化石博物館へ出張中です。シンシュウセミクジラは長野県天然記念物にも指定されています。

全長4メートルほどの大きさの頭骨のレプリカを二つにばらして、ていねいに毛布でつつんで、運ばれていきした。
レプリカの中身はこんなふうになっていました。


また、当館の目玉の一つであるシンシュウゾウの下顎のレプリカも、合併記念の巡回展のために信州新町へ出張。そのため、今は実物のシンシュウゾウの下顎の化石が「期間限定」で展示されています。