戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

夏の植物 一こま

お盆を過ぎたというのに連日暑い日が続いていますね。外の「化石お土産コーナー」に数分いるだけでくらくらしてきてしまいます。
皆さん体調管理は十分お気をつけ下さいませ。

さて、昨日のブログではけっこうエグイものをご紹介してしまったので、今日はさわやかに(?)館周辺の植物の夏の様子を少しご紹介します。
現在、前庭にあるサルスベリが満開です。

濃いピンク色の花びらはフリル状で、花の付け根の部分から細くのびているのが面白いです。
別名に「百日紅(ひゃくじつこう)」とあるように、花の開花期間が長いのが特徴ですが、今年はずいぶん咲きだしが遅かったように思います。雨があまり降らなかったことなどが影響しているのかもしれません。

次はだいぶ大きくなってきたヘチマの実。25cmくらいになったものもあります。

去年はプランターから育てたので、あまり元気がなかったのですが、今年は花壇に地植えしているので、まだまだ頑張ってくれそうです。

最後に急に地味になりますが、ビオトープで実が熟してきたヒメクグ。

5mmくらいの丸い小さい実のまわりに、細い葉が3枚すっと伸びています。バッチのようでかっこいいな、と個人的に好きな植物です。
カヤツリグサの仲間は水辺に生えるものが多く、この植物も田んぼ周辺で見られます。

園芸品・野菜・野生の草木など植物は身近にたくさんの種類がはえています。もちろんそれぞれに名前があります。お気に入りの一品を見つけて姿や生活ぶりを観察してみると、面白い発見があるかも。