戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

白きモノ

清少納言ではありませんが、

今日、戸隠でみつけた白きモノづくしでまいります。

 

近くの畑でみかけた、白きモノ

 

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夏ソバの花、小さくてかわいらしいけど、独特な香りが欠点?長所?

 

こちらは畑の脇で見つけました

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シロツメクサの花です。

 

クローバーとも呼びますが、オランダからやってきたといわれる外来種

 

そして、

 

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ちょっと紫がかってはいますが、一応「白きモノ」として…

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャガイモの花…

 

アンデス山脈からオランダの植民地だったインドネシア経由で日本へ

ジャワ島のイモ➡ジャガタライモがその語源とか…

オランダ人は、いろんなものを持ち込んだようです。

 

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こちらは、ジャーマンアイリスとのこと… 白いものもあるんだね、

 

いろいろな色の花が咲くので、レインボーフラワーともよばれるようです。

 

アヤメの仲間の園芸種

 

 

 

そして、初夏といえばこの白き花

 

 

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独特の匂いが特徴的、薬草としても有名…

 

子どものころ、初夏だなぁ、草取りしなきゃ、と思わせた植物でもあります。

 

 

そして、この時期に葉が白くなる植物… 戸隠に来て覚えました❕

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マタタビです。

 

ネコ(特にオス)が酔っぱらうので知られますが、

この時期にはとても目立つ白い葉です。

 

その葉の下を見ると、つぼみができ始めています。

 

梅雨の期間、虫を花に引き寄せるために葉が白くなる、という話があります。

 

 

 

そんな白きモノをさがしていると、白い入道雲がむくむくと大きくなってきます。

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3時半過ぎには、ゴロ…ゴロ…って雷鳴が聞こえ、戸隠支所の近所では雹がふり、

 

博物館周辺では、夕立となりました。

 

ちょっと怖い白きモノのシーズンにもなりました。

 

 

 

そして最後に

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柴犬館長の眉毛や鼻の周りも、白きモノといえなくもないよね、

 

 今日は、「白きモノづくし」でございました。

おあとがよろしいようで…