博物館のある柵(しがらみ)地区には、
鬼女紅葉の伝説が伝わっています。
また、鬼に関する地名や伝説もあります。
鬼ヶ城、鬼の釜背負岩などなど…
そのうちの一つがこれ!
鬼が鉄砲玉を作った跡だという話があります。
硬い安山岩の表面に直径2㎝ほどの穴がいくつもあいています。
この穴に融けた鉛を流し込んで鉄砲玉をつくったのだ!
と、古老に聞きました。
なかなか、ハイカラな武器をつかう鬼もいたのですね。
実は、これは化石です。
岩に穴をあけて、その中に引きこもってくらす、
穿孔貝のすみ跡の化石です。
400万年前の戸隠に、こうした生きものがいたという証拠です。
でも、昔の人たちの想像力の豊かさには、脱帽です