戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

裾花川で、石ころ観察!

今日は博物館わくわく入門の日、

本館の展示にあわせての行事「裾花川の石ころ観察」!

 

暑い中ですので、午前中は河原で…

午後は館内で、観察を行いました。

 

河原には、いろいろな石ころがあります。

メノウを含む安山岩

割るとキラキラ花崗岩

化石を含む泥・砂岩!   etc…

 

大人も子どもも、夢中になってひろっています。

 

my一番人気は、某TV番組の人気者「ガ〇ャ〇ン」の顔に見える石ころ!

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 宇宙人みたい!との声もありました!

どうして?こんな模様がついたのか?不思議?不思議の世界です。

 

次いで、目玉のように見える石!

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通好みとしては、戸隠地区内で見つかる
溶結凝灰岩(ウェルデット・タフ)

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 約160万年前の大規模火砕流堆積物です。
堆積後、高熱と自身の重みでつぶれて固まった石になります。

 

また、古い凝灰角礫岩では、赤色と茶色にくっきりわかれるものもありました…

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他にも、緑色の蛇紋岩をひろった方や、

多様なチャートの世界にはまっている方もいました…

 

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人それぞれに、想像力が広がるのが石ころ観察の面白さ…

同じものは2つとない、出会いの世界でもあります。

想像力を働かせると、世界が違って見えて、楽しいです。

 

追伸

多目的室の外側に巣をつくったツバメ、

ヒナもどんどん大きくなり、親鳥サイズになっていました。

巣立ちの時も、近いようです。 

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