戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

池掃除

今日は当館のひょうたん池で一大イベントが開かれました。
コンクリート張りの池に生き物がすみやすくなるよう植物をうえ、
ビオトープとして管理を始めて4年。
トンボなど、生き物の種類が増えたのはいいのですが、
枯れた草などが分解され、水質の悪化が気になってきました。


今日は茂りすぎた植物を刈り取り、泥をすくって池の掃除を決行しました。
戦力になって下さったのはボランティアの皆さん。
水の中での作業は大変でしたが、ご苦労様でした^^

泥と一緒に網に入った生き物も調べて、生き物調査も。
フナにカエル、ミズカマキリゲンゴロウ、トンボのヤゴなどの水生昆虫などなど、
次々に網に入る生き物たちに、子どもたちから大きな歓声が上がりました。

(↑大漁!のミズカマキリ

今回特にうれしかったのは、イモリ(アカハライモリ)が6匹も確認できたことです。

4年前にはいなかった生き物ですから、すみやすい環境になってきた証拠でしょうか。
ここで増えてくれたらうれしいですね。


これから夏に向けて、カエルが賑やかに鳴いたり、
たくさんのトンボの羽化や産卵も見られたりする池です。
皆さんも、来館の際はぜひのぞいてみてくださいね。
博物館を出て右側(駐車場とは反対側)にあります。