戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

おにあい

鳥のはく製が届けられました。
何人もの人の手を経てきたものですが、もともとは「ヤマドリのつがい」として40年間大事にされてきたものだそうです。


こちらはオスのヤマドリ。
赤みが強い羽と長い尾羽、そして、特に目をひくのはつぶらな瞳。
動物のはく製の目は、制作の過程でガラス玉などをはめて作るのですが、はく製師の好みでしょうか、目が大きくて非常にかわいらしい^^
「ジャニーズ系?」という声も職員からあがるほどです。



そして、こちらがメス。

…………………

ヤマドリにはどうしても見えません。
あきらかにカモのメスですね^^;


でも、つがいとして40年間も大事にされてきたものですから、もしかすると…
道ならぬ恋に落ちた2羽が、悲恋のはてに手と手をとりあって身を投げ、その後はく製に姿を変え、ようやく添い遂げることができました(めでたしめでたし)、 という涙なくして語れないような物語が潜んでいるのでは!!?


と言うことは…
2羽を引き離しておくと、悲しい鳴き声が聞こえてくるとか、いつの間にかにじりよっているとか、そんなことがあったらどうしよう、、、
なんて、職員の妄想はとまりません^^;


博物館実習生からは「だんだんお似合いに見えてきた…」という声もかかりました^^
みなさんはこの2羽、どう思われますか?