戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

五無斎ゆかりの地

休みを利用して、保科五無斎のゆかりの地を訪ねてきました。


彼が明治三四年に標本を採取した際に彫ったという、九曜星の紋。

N町の落合という所にあると聞いてはいたのですが、

そこを初めて訪ねてみました。

落ち葉の積もる山中に、ひっそりとそれはあります。

だいぶ風化してはいますが、はっきりと読むことができました。



感無量です。

どんな気持ちで、彼はそれを刻んだのか?

冷たい風の吹く中、拓本やら記録を取りました。

その後は、武石公園をぶらついたり、烏帽子火山群を眺めたり…



そこには、こんな看板もありました。




あと、五年で五無斎の生誕から一五〇年…

それまでに、いろいろ資料を読み解き、

彼の思いを後世に伝えたいものです。