戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

1年を振り返って

年の瀬も押し迫り、今年も残すところあと4日。
(開館日は明日まで!)
博物館は今年も皆さまのおかげで、にぎやかに過ごすことができました^^


春から資料整理で来ていただいたNさんは、今日が最後の出勤日。

丁寧な作業を根気よく続けていただき、
長年の懸案だった化石の整理がだいぶ進みました。
本当にありがとうございました!!



さて、今年1年を振り返って、今日と明日のブログでは、
今年、博物館活動を支えてくれたボランティアさんや
資料整理に活躍された職員さんたちの、声をご紹介したいと思います。


(K.F. 大学生)
化石探しなど、普通に大学生活を送っているだけではなかなか体験できないことをやらせていただいたり、同じように集まった色々な年代・職業の人々と交流を深めたりと、博物館とかかわるようになってからのこの1年間は大変有意義なものとなりました。
 戸隠地質化石博物館は、私に色々な「出会い」をくれた場所です。人との出会い、長野の自然との出会い、その他様々な「初めて」との出会いをくれるこの博物館が、私は大好きです。


(K.M. 大学生)
 大学の授業で初めて来たとき、展示している物が今まで行った博物館とは一味ちがう、という印象が強く、ワクワクしました。
 観察会に参加して、これまでにない経験をすることができましたし、今まで触ることができなかったものを触れるようになったり(カブトムシの幼虫など…)、博物館に関わらせていただいてから、自分の世界が広がったと実感しています。
 「地質化石博物館」ですが、地質や化石以外にも様々な分野について学べるすごい博物館だと思います。


(C.M. 芸術家)
 私は美術をやっているので、単純にここにあるものの構造とか、色彩とか、美しいなと思いながら見ていて、でも、ここで出会う学芸員の人たちや学生との会話から、それらの物は研究対象としてそこに置かれているのだということを知り(知っているつもりだったけれど実際に会話を聞いて、やっぱりそうなのか、という確認)、視点の違いを感じました。写真ばえする雰囲気のただよう素材がたくさんあって、戸隠博物館の心の広さを感じます。


(↑動物の毛皮なめしの作業をするボランティアさんと
 それを撮影するボランティアさん)



(明日へ続く・・・)