戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

2月16日 この時期としては…

今日は、団体や個人として、若者たちが大勢お見えになりました。

 

関西地方の高校生の旅行、4学級 引率の先生方を加えると140人近く…

バス4台です

 

しかも、戸隠スキー場の近くで宿泊したので、

今朝は積雪で、朝からチェーンをまき、途中で外してきたそうです。

 

これだけ人数が多いと、ちょっと困ります…

 

いつものように職員がついての展示解説ができないので、

最初に、簡単に館の見どころを紹介して、

グループごとに自由見学をしていただきました。

 

職員3名は、それぞれの持ち場で解説をしました。

 

毛皮や骨、標本など実物に触れるコーナーが人気でした…

 

先生もその辺を評価して、わざわざこの博物館に来てくれたようです。

「おもしろかった」という感想を述べてくれた生徒さんもいて、

ありがたいことです。

 

午後は、県内の大学生をご案内…

この博物館で、実習をやりたいとのことです。

 

若い人たちに地質学や博物学に興味をもってもらえるよい機会…

 

平賀源内、田中芳男、保科五無斎とつづく信州地質学の流れや、

化石やフォッサマグナの地質構造発達史を紹介。

 

いろんなものを見て、その特徴を読み取り、

成り立ちや意義を考えてほしいなぁ、と願っています。

 

長野県内でも、春一番が吹いたので

野外で作業していた職員が、テントウムシを見つけてくれました…



いよいよ「春」ですね…

 

まだ、2月中旬だけど…

 

動きすぎてひっくりかえっています…

 

 

これぞ、転倒虫…

 

今日もおあとがよろしいようで…