戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

小さいものたち

先日紹介したモツゴの卵たちは

無事孵化しました。
さてエサをどうしようかなって
水槽を何気なく見ていると

ザリガニの水槽がなぜか気になりました。


同じ水槽からとった石を入れて
水道水をじゃ〜っといれただけの4つの水槽です。


しかし一番右は日あたりがよく 
水が緑色になってきました


一番左側はというと

小さな点が見えますか?


小さな点はすべてケンミジンコやソコミジンコの仲間です。
ものすごく増えています><


ということでこいつらを餌に入れておきました^^
(ブラインも一応沸かしておきましたけどね)


ちなみに
他の水槽ではどうかなっと見てみると
左から2番目の水槽にわずかにソコミンジコらしきものが見られる程度でした。
同じようにセットした水槽でも僅かな場所の差で
こんなに変わるものなのですね。


水槽でもこの状況ですから、
自然の中ではもっと多くの要素による複雑系の世界・・・
一緒に見えても同じものなんてないのでしょうね。
と、少し哲学してしまう夏日の戸隠でした。