戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

小さすぎる

先日から孵化を開始した

ヨシノボリのあかちゃん

f:id:Naturalhistory:20190518162339j:plain現在こんな水槽で卵からかえっています

諸事情で

雌雄あわせて10個体くらいのヨシノボリの成魚と一緒

 

左の大きめの石とその右側の石の隙間

そこをさらに

オスが掘り進め縄張りを展開し

卵をまもっているのですが

ふかした仔魚はもう運任せな状態で

水の流れに任せて浮遊しています

 

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手前側が一番緩やかな流れになるのですが

中央付近上部にいるヨシノボリに

パクパクと捕食されています

 

見つけたものは回収していますのですが

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わかりますか?

 

上の画像には2個体の仔魚が映りこんでいます!

まぁ見えるのは ほぼ ミジンコ なんですけど^^;

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赤丸が仔魚です><

正直・・・認識するのには心の目が必要かもしれません・・・

 

比べてもわかるように大人のミジンコは大きすぎて

仔魚は食べられません

というか

ミジンコに食べられないか心配なくらいです

 

ミジンコのたべものごと

掬ってきたはずなので

エサははいってるとおもうだけれど・・・

仔魚を見つけようとしてもほぼ透明でわからない^^;

けっこう救ったはずなのだけれど・・・

 

このくらいのサイズ(1㎝弱)だと

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ミジンコたべられるのですけどね~

こちらもプラケースで飼育中の希少種

 

ゆで卵の黄身をあげるという方法もあるらしいのですが

水質管理が難しそうで足踏みしちゃう

 

だれかクロレラとかワムシ飼ってないかな~