戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

見えてきた・・・・・・???

先日、近所のボランティアのおじさんから、
きれいなお花の鉢植えをお預かりしました。
白い可憐なランの仲間です。


群れ飛んでいる白いあの鳥を連想して名づけられました。


ちょうど生き物好きの子どもたちがいたので、
何かの動物に見えない?
と聞いてみました。


すると、小さな女の子が
「カエル!!」
と即答。



??????
「え! どこが!!???」

「花の中にカエルの顔があるよ」



そう言われてのぞいてみれば、
花の奥に確かに緑色の顔のようなものが見えなくもない・・・^^;

(2つの黄色い部分は花粉がつまった袋がある「葯室」です)



ほんとうは、首の長い白いサギが、翼を広げて下向きに飛んでいる姿に似ていることから
サギソウという名前のランなんだけど・・・


そのことを子どもたちに伝えると、
「あ!! 鳥がカエルをくわえて飛んでるんだ!!」
と、

どうしてもカエルから離れてくれませんでした。
しかも、上下逆ですね。



でも、そんな話をしているうちに、
カエルがいっぱいいるように、だんだん見えてくるから不思議・・・
暗示にかかりやすいだけ、とも言えるけど^^;


ほら、あなたにも、
見えてきた・・・
  見えてきた・・・