戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

世紀の瞬間だったらしい

ちょいと野暮用で環境保全研究所に行った帰り


博物館から電話が・・・
ちょうど車を止めていたため出てみると


奥社にいけという指令が


行ってみると


こんなものと出会えました

コウモリです


普段なら
暗くなったとき頭の上を飛んでいるな〜ってくらいの出会いしかない生き物です><


しかもこの子は

大きな耳が特徴のウサギコウモリです
生息地が減少しているらしく今年改定された
長野県のレッドデータブックでは絶滅危惧II類となりました


うかがった場所では毎年やってきて繁殖しているようです


しかも!


今年は多いらしくここで捕まったのも3頭の親に2頭の子どもでした


例によって
せっかくなので戸隠の子どもたちにも見せようとお預かりして帰りました。


そして見せに行くときのために入れ物を交換したんですが・・・


なんか数があわない・・・



増えてる・・・



入れ替えるときに指にくっついて離れなかったのでパシャっとしたんですが・・・
こいつが増えた子のようです


・・・そういえば


へその緒らしきものが親コウモリとくっついていて
親はあっち子どもはこっちみたいになってたのを見ました^^;


そのせいか

うまく親にくっついてくれない;;


とはいえ観察しているとどうも他人の子でも
割と世話をしてくれるようなので大丈夫かな?
少し落ち着いてもらったら
旧館に離したいと思います


実は旧館でも毎年ウサギコウモリを見かけるのです


昨年は旧館の扉を開けると
子ども連れで飛んできて
ぼとっっとおちたので
助けるつもりで手を出したら噛まれました^^;


なのできっと旧館なら
かれらを育んでくれるはずです


それにしてもやはりあかちゃんは可愛いですな@^^@