戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

黒柴館長と回る 春の戸隠

春らしくなり、日々、緑が濃くなっていきます。


毎朝、黒柴館長も元気にお散歩…

いろいろなモノに興味津々でございます…



今朝は、こんなものを見つけました。



アスファルト舗装の上にできた土の山です。

アリの仕業と断定しました。


春を迎え、活動が活発となったアリが、巣の拡張を企んでいるようです。


土を丸めて、運び出し、出入り口の周りに不法投棄…

それが、こんな形になりました。


火山噴火の際、噴出したスコリアなどがたまってできる火砕丘に似ています。

阿蘇山にある国天然記念物「米塚」がその代表です。

今回の地震でこの「米塚」に亀裂が入ったというニュースも流れています。



それを聞いていたので、そんな連想が思い浮かんだのでしょう。


「やるなぁー アリ!」


博物館ではいろいろなモノを扱いますが、

私の一番苦手なものが「アリ」


しかし、この景色には、ちょっと感動…。



そのため、不本意ではありますが、紹介することにしました。