戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

感染症

職員がツツジの茂みから不思議なものを見つけました。

枝にもちがついているのかと思ったそうですが、
ツツジの葉っぱそのものが途中から肉厚に変化していました。
触ると柔らかく、まるで冷たい耳たぶ。
ツツジの葉の表面の毛がちゃんとついていて、ちょっと不気味です。


虫こぶの一種かと思って調べてみたところ、
菌類による感染性の病気であることが分かりました。
その名も
ツツジもち病」


そのままの名前!と妙に納得しました^^;



感染症なら周りに広がっているかもしれません。
現場に行くと、あちこちで症状がでいている葉を確認することができました。




ユニークでもあり、怖くもあり・・・。


しかし、あまり広まると困るので、
早いうちに摘み取って退治したいと思います。




ちょうど、「天狗の麦飯」のビンを開けてから、
リンパが腫れて痛いという職員。
「麦飯のたたり!?」と本人も言っていますが、
麦飯のような寒天状に体が変化したらどうしようかと、
このツツジの病気をみて、ふと思ってしまいました・・・(;・_・)