戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

山と花

先日の休みの日、梅雨の晴れ間をぬって戸隠山へ行ってきました。



大きな岩だな、「百輭長屋」の下を通り、



かつて堆積した丸石の地層の崖をよじ登り、



戸隠山の最大の難所、蟻の塔渡りを見て、「やっぱり怖い!」
と実感するところまで行ってきました^^;


(もともと蟻の塔渡りを通るつもりはなかったんです)


ここまで来たのは実に5年ぶり。
戸隠山の大地のパワーを改めて実感しました^^


さて、今回の目的はゆっくり時間をかけて植物観察することです。


岩場を好む食虫植物、


ムシトリスミレ、
葉っぱの黒い点は、溶かされている虫たちです。


そして草○彌生ばりのあでやかな水玉模様、


シコタンソウ(戸隠のは葉が細く毛深い品種ヒメクモマグサ)!


などなど、
明治の学者も愛したこれらの草花に山の上で出会うと、
彼らの思いを引き継いでいるような気分になり、感慨ひとしおです。


やっぱり戸隠山は面白い、また来るよ!と山に誓いました^^