昨日は 市内I地区の歴史を学ぶ会 総会でお話をさせていただきました。
大地の生い立ち=「地質」のお話です。
海だった長野一帯が山になり、谷ができ、そこに善光寺平がある。
話を始める直前に地震が発生して、一同びっくり!
会場では震度3ほどを感じました。
大地の生い立ちと地震等の災害関連を話しました。
みなさん、最近の震災もあり、じっくりと聞いていただけたようです。
その後、その地区にお住まいの方から、昨年9月の土砂崩れの跡を見て欲しい とのこと。
そして、H神社へ…
昨年の台風による大雨で、土砂が崩れ、拝殿が全壊したそうです。
本殿も被害を受けていました。
一昨年に起きた白馬の地震でも、大きな落石があったとのこと。
深刻な状況です。
古くからの地域の拠り所であった、神社の被害にお見舞い申し上げます。
本殿の裏側には約500万〜400万年前の海底に堆積した
凝灰角礫岩の地層がむき出しになっています。
これが、信仰の対象となったものでしょう。
大地の生い立ち(地質)的には、戸隠神社 奥社と同じ様相が見てとれました。
大地のめぐみで古くから生活してきたI地区です。
大地に感謝し、時に荒れる大地に恐れおののき、ここで無事を祈ったのでしょう。
私も、一日も早い復旧を大地にお願いしてきました。