戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

歩くということ…

昨日の話ですが、

J公民館のみなさんと、市内をぶらぶらと歩きました。

善光寺界隈の古い街並みを歩きます。

こんな道があったのか、こんなところで川が蛇行(させられた)?

街中に残る不思議を探検です。


町の名前にも、大地の生い立ちが隠されていました。


武井神社に残る力石  長野県東御市出身の伝説の力士 雷電が運んだとのこと…

もとは鐘井堰にかかる橋に使われていたものらしいです。

この石に乗ると健康になるらしいです!

その神社の横で、急に地上に出てくる鐘井堰…

染物屋もあって、この部分は染物を水洗いしていた証拠もありました。







その下流 淀ヶ橋では、湯福川との立体交差が見られます。

これは、不思議! 不思議!

この場所は、無理して水を流している場所です

水がよどみやすいのかな?

湯福川から流れ込む土砂を食い止めるために作ったものでしょう。

すぐ近くには、「樋下稲荷」もあります。


大地をに根差し、水を使い、災害を防ぎ、街を発展させてきた知恵が、

歩く中で感じられます。

新しい発見がここかしこ! Viva 長野市街地 

ぜひ、一度はゆっくりと歩いてご見学ください。


街中にも「地質学」あり、

すべての学問の基礎は地質学であることを実感できますよ!