戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今日も出現

今日も変わったものが玄関に広げられました。

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昨年10月の台風で決壊した千曲川沿いの畑から

堆積した砂の層の断面をはぎ取ったものです。

時間の経過とともに水量が変化し、

粗い粒のものから細かい粒のものまで、

縞状に堆積した様子がよくわかります。

 

今日、広げられたのはじつは戸隠・鬼無里地区の

職員研修会があったからです。

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今後の災害に対して備えるために、

長野の大地の生い立ちや特徴を知っておこう、というもの。

 

博物館に初めてきた、というかたもいらっしゃいました。

まず暮らしのベースになる大地について

意識をしてもらうきっかけになれば と思います。

これからもぜひごひいきに!