戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

川の流れ

待ちに待った、さわやかな秋晴れ!
地層見学も楽しく行われました。


子どもたちが初めて触れる地層に、とても興味を示してくれたので、
案内をしているこちらも、改めて、こうした地層が、


海だった場所に、川の流れによって運ばれてできた砂や砂利がたまってできたもの!


ということに感心してしまいます。
(案内中は、もっともらしく話をしていますが、
 実際に、その現場を見たことがあるわけではないですからね^^;)


日々の暮らしの一年〜数十年の単位とは全く桁の異なる、
数万年〜数百万年単位の話です。
さらに現在を生きているぴちぴちの子どもたちにとっては、
きっと実感がわきにくいでしょう。
それでも、いくつも質問をして、理解をしようとしてくれていて、
偉いなと思います。
地層のことも含めて、いろんな興味を持ち続けてくれたらうれしいです^^



おまけ、
今日も、戸隠のかたから鑑定依頼がありました。

その中から、昔はおやつによく食べた、という
「田植えグミ」のことや、
(戸隠では、ミヤマウグイスカグラの実のことを指すようです)
最近畑でよく見るホオズキのような実、オオセンナリのことを知りました。


博物館に居ながらにして、過去から現在のことまで、
いろいろな知識を得る機会を与えてもらっています^^