戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

雪が降りましたが

昨日は驚きの積雪。
祝日あけで休館日だったのが幸いです。
今日は日差しがあったので、みるみるとけて、
外にでると旧館の屋根から落ちるしずくの音が
にぎやかでした。


いつの間にかヒイラギの花も咲いていました。
白くて小さくて、雪をまぶしたようです。


この花が終わるまで、本当の雪はもういいです・・・^^;



さて、一昨日の祝日に、
「8時間耐久館内解説」を職員と一緒に完走したかたの
感想が届きましたので、ご紹介します。


これから雪に閉ざされがちな当館ですが、
熱い解説をじっくり聞くにはいい時期かもしれませんので、
次回をお待ちしております!
ありがとうございましたm(_ _)m!!



*****以下、感想です*******

先日、電話で予約してからずっと楽しみにしていた今日の「8時間耐久解説」、いやー楽しかったですね。解説される立場の方にとっては「耐久」だったかもしれませんが、それを聞く私のほうは、全然「耐久」ではなくて、8時間があっという間でした。
数回目の来館ながら、学芸員さんの解説を聞きながらの見学は初めての体験でした。ただ自分で見て回るのと、解説付きで回るのでは、理解の深まりが全く違うものですね。マンツーマンで解説を聞きながら、こちらの質問に答えていただきながらの8時間…贅沢な時間でした。
化石、地質、石、骨、昔の学校の資料など、見たもの全部面白かったのですが、特にうれしかったのは、このところずっと知りたかったこと、私の住む豊岡南部地区の地形がどのようにできあがったのか、なぜここに集落ができたのか―—のナゾが解けたことでしょうか。分野に縛られない「博物学」とはなんと面白いことかと、改めて感じました。今度は、今日勉強したことを頭に入れつつ、近所を歩き回ってフムフムと再確認したいです。
しかし…、やはり1日だけの解説ではまだまだ時間が足りませんね。また伺いますので、さらに詳しく教えていただければ嬉しいです。
最後になりましたが、本日は開館から閉館までお付き合いくださり、ありがとうございました。貴館の歴史に名を刻めたこと、光栄です! 私の友人・知り合いにもこの博物館のすばらしさを宣伝していきたいと思います!