戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

年末年始の休館にむけて、ちょこちょこ準備をしています。
個人的には今日が今年最後の勤務日なので、
机周りを気持ち程度ですが、片付けてみました。
本人にしかその違いはわからないと思いますが^^;



それから、うまく年を越せるか心配しているのがこれ。


この秋からこっそり栽培している、エゾシロネという植物です。


山地の湿地にはえる、地味なシソの仲間です。



(山渓ハンディ図鑑「山に咲く花」より)


シロネ(白根)という名前らしく、
きれいな白い地下茎を秋につくって冬をこします。



(秋に掘り出したときのものです)


調べもののついでに、この地下茎を水をはったタッパに入れて、
窓辺に置いておいたところ、芽を出してくれたのが、
最初の写真です。


日に当たっているうちに、すっかり緑色になってしまいました。
見えにくいですが、根も出てます。
植物の成長はすごいです^^


しかし、春と思わせて芽を出させておいて、
寒い館内にそのまま放置!
いやきっと窓辺なら大丈夫!?
無責任にチャレンジさせてもらいます。