戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秋のゲレンデで観察会

今日は戸隠スキー場で観察会を開催しました。

 

ゲレンデは広々としていていいですね^^

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あいにく雲が多くて、アルプスなど遠くの山は見えませんでしたが、

秋風に吹かれながらススキ草原を楽しむことができました。

ちなみにこのススキは戸隠の宿坊などの屋根材に使われます。

 

秋の草原はノギクの仲間やアザミの仲間が多いのですが、

水が染み出している湿った場所や沢沿いも通るので、

タデの仲間や大型のセリの仲間など色々な種類が見られます。

 

特にタデ科で湿ったところにはえ

アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)は、

話の掴みにいつも使わせてもらっています^^

とげとげがついた長い茎でウナギも掴めそう・・・ 

という由来です。

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紅葉もしていました^^

 

同じく湿った場所にはえウメバチソウ

ところどころに咲いていました。

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星がまたたいているようにも見えませんか?

 

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シオガマギクも見られました。

スクリューのように、くねっと曲がっている不思議な花です。

普通はピンクなのですが、

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参加者のかたが白花を見つけてくださいました。

さすが目がいいでですね。ありがとうございます!^^

おかげさまで今回も皆さんと楽しく歩くことができました。

 

来月の奥裾花自然園で今年度は最終回になります。

お天気に恵まれることを祈っています!