戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

土日の出来事…

日記でご覧いただいたように、戸隠では土日に雪になりました…

 

雪になった分、いろいろな方が来館です…

 

一番驚いたのが、このような持ち込みがあったこと…

 

「ノジュール(団塊)を見てほしい…」とのこと…

 

 

北海道の知り合いからいただいた、とのこと…

 

しかも、割ってほしいという要望です…

 

化石が入っているかもしれない…とのこともあるし、

 

この館のブログを見て、ここに持ち込んだ、とのお話…

 

夕張川のノジュールですから、アンモナイトがでるか、

 

イノセラムスがでるか… 期待が高まります…

 

おそらくは、とても硬いはず…

 

骨折によるチタン合金入りの右腕で、思いっきり2キロハンマーを振り下ろすと、

 

一発で粉々に…

 

ありゃ、これは力を入れ過ぎたか???

 

 

この辺の新第三紀層中のノジュールより柔らかいかも…

 

本当に中生代のものなのか、不安になりました…

 

よく見ると、泥岩でできたノジュールの表層に3層の色の違いがあります…

 

「これはピータンか!」 柴犬館長のツッコミがテレパスで届きました…

 

 

ピータン:中華の食材、アヒルの卵を泥や灰に包み、発酵させたもの…

 

化石はありませんでしたが、持ち込んだ方は喜んでいました…

 

このブログのネタとして、紹介させていただきました…

 

わざわざ、ありがとうございます。

 

お約束は果たせました…

 

閑話休題

 

土日は、県の山岳総合センターのみなさんの巡検でした…

 

日曜日の朝は、大量の積雪…

 

 

野外観察は午前中は中止… 博物館で骨の学習を…

 

午後、晴れてきたので、戸隠スキー場に行きました…

 

 

県外からの参加者もいたので、戸隠山の姿をお見せできてよかった…

 

 

雪だるまをつくって遊ぶ、 いや雪に親しむ方もいます…

 

「13個、作って下さい」と、こちらから注文しました…

 

 

戸隠連峰 高妻山は裏山十三佛参りの巡礼の山

 

一不動、二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と続きます…

 

高妻山の山頂は十番目 阿弥陀様がおわします…

 

なんにしても、見れてよかった、よかった、

 

おあとがよろしいようで…