戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

世界から

館の水道の凍結は無事解消されました。
お騒がせいたしましたm(__)m



さてさて、寒い寒い博物館に
たまたま変わった豆が集いましたのでご紹介します。



まずは気温30度(!)の東南アジアからやってきた・・・


ホウオウボク鳳凰木)です。


大きくてかたいさやです。
内側には小さな豆が並んではいる小部屋があります。


はじけて割れることはなさそうなさやなので、
もしかしたらゾウのような大きな動物がかじって、
フンと一緒に種子散布されるのかも、と考えてみました・・・



こちらは、南米アンデスから


幸運のお守りにもなる、ワイルーロ。
天然でこんな激しい朱色になる豆です。
黒い模様も天然です。
アンデスの民族衣装を思い起こさせるような配色です^^


大きくなる木なのですが、
オスとメスとがあって、オスになる木だけ
豆に黒い点があるというのですが、、、
不思議です。



ボランティアのおじさんからは
日本がほこる巨大豆、花豆 をいただきました^^


長野ではなじみですが、暖かい地域では逆に育たないので、
全国的には貴重品です。


改めてみれば、世界の豆と肩を並べる独特の模様、質感・・・


戸隠で頑張っている地域おこし協力隊のかたは、
この花豆の新たな活用を模索しています。


花豆同様、大きくて個性的な実が実るといいですね。