戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

フシギなマメ

寒さも本格的になってきました。

今朝は晴れていたので、

車のガラスの霜も大きく成長していました。

 

なかなか見事です^^

 

こんな姿のヒトデの仲間がいたような・・・(-ω-)/

 

自然の妙・・・と言いますか、

とにかく感心するばかりです。

 

ニシキギの赤い実にも朝日があたってキラキラ☆

 

霜の結晶のかがやきも、この時間だけのお楽しみです^^

 

 

さてさて、

うっかり忘れていたインゲンマメの収穫を昼休みに済ませました。

プールのフェンスを使って、毎年こそっと栽培しています。

来年の種まき用なので、豆のさやとしては数個とれれば十分です。

 

一緒にフェンスにからんでいたのは、野生のマメの仲間、ヤブマメ。

こちらは小さなさやが割れて開いて、くるくる丸まっています。

 

本来豆はさやからはじけ飛ぶもの。

畑で栽培する豆は、収穫しやすいように長い年月をかけて、

はじけ飛ばないように、改良されているのかな??

 

おかげで、ずぼらな私でも、収穫に間に合いました。

 

そういえば、先日知り合いからいただいた豆も変わっていました。

 

オオコガネタヌキマメという名前で、

畑の緑肥用に栽培するものだそうです。

普通は大きくなる前に畑にすきこんでしまうのですが、

実を見るためにいくらか残しておいたのだそうです。

 

ぷっくりと膨らんださやの長さは4センチほどあります。

タヌキマメの仲間のさやはこんな風に膨らんだものばかりです。

割れずにさやごと風でマメが運ばれるのかな、

とも思ったのですが、

完熟すると、やはり割れるという情報もあります。

 

ではなぜこんなにぷっくり膨らむのでしょう??

 

ちなみにオオコガネタヌキマメのさやの中身はこんな風でした。

 

小さなマメがずらり。

これが未熟なのか、本来の形なのかもまだわかりません。

 

世の中の、フシギのタネはつきないものです。

 

また追加情報があったら、ご報告したいと思います。