戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

遺跡の新発見か?

博物館の近所のウワミズザクラも満開になっています。



連休の合間、ぽつぽつと来館者がお見えになります。

ちょっとした解説をすると、みなさん喜んでいただけます。

この小学校の校章の話、

出席簿の木版の話、

竜骨と平賀源内の関係 etc.… 

来館時はぜひ一度、お聞きくださいね!




その合間をぬって、事務仕事、原稿書き、草刈りの仕事等々

「博物館」≒「百姓仕事」のようなものです。

地域の博物館の学芸員が、「雑芸員」と呼ばれる所以ですが、

この館では、それが当たり前!



とある博物館では、学芸員が脚立を抱えて仕事をすることが多いので、

ショムニ」(昔のテレビドラマで 江●マキコさん主演!)とも

呼ばれていたこともあるそうです。


この話は(ゆるジオ)というブログで拝見しました。

このブログで、当館は「秘境博物館」だとの認定をいただきました!

本当に光栄なことです。(*^^*)

           ※このブログ、とても面白いのでぜひご一読下さい。

   
田舎型博物館の面目躍如!?、本領発揮!?です。

「地域との共生」と同じ業かもしれません!




閑話休題

百姓仕事として、合間に始めた仕事が徐々にエスカレート!

県道から博物館に下りる階段前にも、ブロックを並べてみました。

こちらはウオッシャブル・タイプのコンクリートブロックです。

欠けたものを利用して、階段とクロスする形でおいてみました。

お客さまがたくさん来るように、矢印をイメージ…( ´艸`)

1時間ほどで仕上がり!



他の職員に褒められたので、つい、調子に乗ってしまいます。


学芸員室前の出入り口にもブロックを並べよう!



しかし、ちょっと掘ると、今まで気づかなかった石がでてきました。


未知の遺跡の新発見か?…   現場には、一気に緊張感が走ります。

縄文時代の竪穴式住居には、石を敷いたタイプがある…

シュリーマンが掘り出した、トロイの遺跡か?



無駄な妄想が脳内に広がりますが、

その後3分で結果が出ました。



これは、コンクリート製のフタ…ですね。



学校を新築した際に、入り口に敷いたものでしょう。

人間は考えることがほぼ同じなのですね…

昭和でも、平成でも…