戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

10才になりました。

今をさること10年前の7月26日、当館は開館しました。


柵小学校の校舎を生かし、手作りで充実を図ってきました。

あれから、いろいろなことがありました。


今日はその誕生日です。

10才になりました。


開館の記念式典、マーチングバンドで活躍した戸隠小の小学生も、

もう20歳過ぎになっています。

【光陰矢の如し…】ですね

(戸隠小のマーチングバンドも、もうありません!)




いろいろな学校からの資料回収、

アジアゾウやキリンの骨格標本づくり、

大雨や震度6強の地震など災害に直面したりも…

秋篠宮様のご視察もありました。

職員それぞれがフィールドで活躍してきたシーンが思い出されます。



そして、引っ越しや標本整理を手伝ってくれた方々、

博物館学芸員になるために、各地の大学から当館での実習を希望してきた実習生

なども印象として深く記憶に残っています。



しかし、一番の心の支えは、

いろいろなお客さまとのふれあいから元気をもらうことでした。


「ここは面白い!とても楽しかった!」

「こんな博物館に出会えてよかった!」

「解説してもらって、戸隠山のすごさがよくわかった!」等々、

来館者の方々からお声をいただいてきたことが頭をよぎります。



10年間の歳月の中、私たちはこうした出会いを生かし、成長させていただきました。

(その分、年はとりました… ( ;∀;)   )

今後も、みなさんとの出会いが私たちを支えてくれることでしょう。

この10年間、本当にありがとうございました。

それぞれに感謝申し上げたいと思います。

そして、今後とも末永くごひいきの程、よろしくお願いいたします。


P.S. と、こんな記事を書いたところで、

 20年前、旧館時代に子どもと一緒に発掘で来たという方が来館!

 「先生も年をとりましたねぇ〜」と言われ、ちょっと… (+_+)

 他人様にしみじみと言われると、かなりのショックですねぇ…。