戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

秘密の古道?

昨日、戸隠内の秘密の参詣道を、仲間たちと歩きました。
明治以降、忘れられた道なのですが、
復活をもくろみ、現在調査中なのです^^


スタート地点はお屋敷跡。

そこから火之御子社まで、およそ4キロの行程を歩きながら、
当時のようすをしのぶ石碑やお宮などをめぐりました。


江戸時代の戸隠のトップ、別当(べっとう)の里坊跡
「慈悲・倹約・自後」という戒めを記した石碑です


(・・・つわものどもが ゆめのあと・・・)


大きな石碑は、幕末、橋をつけかえるときに、
今まで使っていた橋を供養したとされる「橋供養塔」


この道の重要性を示しています。



ゴール間近には、戦時中に供出されてしまった杉並木の切り株


根元を洗いながら流れる沢の景色は、
新たなパワースポットの予感^^


この道にスポットをあてることで、
戸隠の隠れた歴史が見えてくるのではないかと、期待しています。