戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

今シーズン初

雪の森の観察会の下見で、奥社の参道周辺を歩きました。

今シーズン初です。

例年の半分以下、50㎝ほどの積雪でした。

いつもの年なら雪で寝てしまうはずのササが、

顔を出していて、ちょっと歩きにくいですが、

冬の森はやっぱり楽しかったです。

 

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サルやウサギ、イタチなどの動物の足跡があちこちで見られました。

 

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ねばねばのヤドリギの実もたくさん落ちていました。

鳥のおなかを通過したものです・・・

落とし主の鳥も運よく見ることができました。

羽の赤がトレードマークのヒレンジャク! (久々です^^)

 

こちらは去年の秋の食べ跡

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「くまだな」です。

ミズナラの枝をクマがばきばき折って、

どんぐりを食べた跡。

これだけ見事なものは、めったにないです。

 

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人気のオオカメノキの冬芽。何に見えますか?

 

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枯れたシラカバの木にはえたキノコ。

 

戸隠山の眺めもよかったです。

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もちろん雪の杉並木もきれいでした^^

 

今年は雪が少ないため、

鏡池までクロカンで行くのが難しいと判断して、

参道周辺だけのコース設定になりました。

 

でもその分、冬の森をゆっくりのんびり楽しめます。

戸隠観光協会で募集しているツアーもありますので、

よかったらのぞいてみてください。

https://togakushi-21.jp/

 

あとはただ、当日のお天気を祈ります。

(雪ならまだしも、雨が一番悲しい・・・)