戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

怒涛の10連休も終わります… 

史上初の10連休、戸隠は桜が咲いてからの吹雪ではじまりました…

嵐の予感です(-_-)

 

しかし、ふたをあけてみると、超大型連休で、当館でさえもにぎわいました。

例年の時期、連休中の入館者は、600~700名、多くても750名程度なのですが、

今年は、1000名を突破!

 

うーん、どうしたのでしょうか?

公共交通機関もない中で、お客様が増えました。

 

戸隠では雨が降ったり、寒かったり、という天気もあるかもしれません。

10年かけて、ようやく戸隠の、しかも南の僻地「柵」に、

変わった博物館があると認知されてきたのか?

 

昨年夏の通行止めのう回路を示す看板を再利用したのが功を奏したのか?

はたまた、N●KのTV番組の影響か?鶴●桜のご加護か?

 

いろいろな要因が合わさったせいなのでしょう。

 

狭い道をやってきて、途中、不安になり、

受付で「本当に博物館があって、ホッとした…」という

お客様を何人見てきたことでしょう…

 

そして、帰り際には「ここはすごい!」「面白い」「楽しかった!」

「もっと宣伝すればいいのに…」と、皆さん笑顔になっているのが、

職員の元気の素になっています。

 

10連休を振り返り、外をみると、新緑がまぶしい時期になっています。

ヤマブキも咲きはじめました。

 

この間、カルガモがプールサイドのフェンスの上をあるく場面も激写!

(表現が古いね、こりゃ、)

f:id:Naturalhistory:20190502174715j:plain

f:id:Naturalhistory:20190502174805j:plain

こんなにカルガモが器用だとは、思いもしませんでした。

あの水かきのついた足で、パイプの上を歩くことができるとは…

よく滑らないものです。

 

最終日の今日は、打って変わって、静かな一日。

みなさん、Uターンされたのでしょうね。

 

周囲をよく見て回ることにしました。

 

野良猫が、駐車場をあるいていたり、

ボケもツツジの花もいつのまにか咲き始めています。

f:id:Naturalhistory:20190507110017j:plain

f:id:Naturalhistory:20190507110116j:plain

 

 

また、郵便箱の受け口には、アシナガバチが巣をつくり始めています。

f:id:Naturalhistory:20190507104321j:plain

 

連休で郵便物も少なかったせいでしょうか?

変なところに巣をつくりやがって、このハチめ  (-_-;)

f:id:Naturalhistory:20190507104300j:plain

10日間、来館いただいた大勢の皆様が、またいつか、

この博物館目指して、狭い道を上がってきてくれることを祈っています。

できれば、もう少し、お客様をつれてきていただけるとありがたい!

 

今後とも、よろしく、お願いいたします。

 

P.S.

今日の閉館間際になって、個性的なお客様がいろいろと来館!

じっくりと楽しむご家族連れ、鳥取から来た親子づれ、

80過ぎの人生のベテランなどなど、

みなさん、再来を約束されてお帰りになりました。

「こんな素晴らしい博物館はない!また時間をとってくる…」

 

彼らの帰り際、激しい雷雨と雹が降り始めました。

まさに、怒涛の10連休のシメにふさわしい天気となりました。

楽しい時間と出会いをいただきました。