戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

晴れてよかった…楽しかった授業…

長野市街地は、好天に恵まれ、まるで夏のよう…

気温は30度を超え、暑かったです。

 

はじめて、長野市立博物館の天体望遠鏡のドームに登り、

周囲を見渡してみました。

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最高の眺望です。

飯綱、高妻、北アルプス茶臼山 皆神山はじめ周囲を一望できました。

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いや、すごい、すごい、

今日みたいな天気のときは、展望台にしてもよいですね。

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それにしても、最近地震が多いのが気になります。

 

気象もことしはちょっと異常で、西日本は今日から梅雨入りとのこと。

しかも、梅雨前線の西には台風がやってきており、上陸するかも、との情報…

いきなり、豪雨になりそうな気配がします。

 

その影響もあって、

あすからは、長野でも雨模様がつづくという週間予報になりました。

 

ちょっと、心配です。災害が発生しなければよいのですが…

 

さて、昨日も良い天気になりました。

柴犬館長も、満開の蕎麦の花をみながら、ご機嫌でおさんぽです。

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私は、保科五無斎ゆかりの高校で、

総合的な学習の授業を一席演じさせていただきました。

 

こんなに晴れた天気では、教室にいるのはもったいない!

お願いして、高校の周りをあるくことにしました。

浅間山蓼科山の火山としての生い立ち、

町の西側にある断層と撓曲、

この信州が海だったころを振り返ります。

畑の作物や、花と実なども高校生と確認してきました。

 

石ころもハンマーで割ってみました。

この高校は、五無斎ゆかりの学校ですので、

玄関前には、安山岩の巨石で大きな山が築かれています。

この学校を特徴づける岩山で、蓼科山をかたどったものと思われます。

これも、五無斎先生をしのんでのものでしょう。

 

野外の後は、骨や皮から、動物の生態とのつながり、

生命の進化と大切さをお話させていただきました。

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野外観察をしたり、ほら貝やオルガン管などの鳴り物を用意していったこともあり、

今回は、しっかりと高校生に聞いていただけたように思います。

ありがとうございました。

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(これらの画像2枚は、高校の先生から許可を得て、掲載させていただきました。)