戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

知らなかった!世界

抜けるような青空とはこんな空?

f:id:Naturalhistory:20190908132031j:plain

と、思わず仰いでしまういいお天気になりました。

しかも日差しが強い><

百葉箱の温度計が31度目前までいきました。

涼しさに慣れた体にこたえます。

 ”知らないでいたかった世界” です。

 

 

f:id:Naturalhistory:20190908133654j:plain

サルスベリ百日紅と書きますが、

南国の花のようで、この残暑にぴったりです

ミンミンゼミやツクツクボウシも勢いよく鳴いています。

 

ただ、これから台風が接近してくるそうです。

大きな被害が出ないことを祈ります。

 

さて先日、川の生き物の調査をされているかたから、

珍しいものを見せていただきました。

f:id:Naturalhistory:20190907155637j:plain

カワモズク です。

 

淡水生の藻類です。

水がわくようなきれいな流れにすむので、

めったには見られないそうです。

 

f:id:Naturalhistory:20190907135033j:plain

顕微鏡で見ると、一つ一つの粒の中に、さらに房が入っているようで、

生命の神秘と言いますか、とても美しく感じました。

うまく写真に撮れてなくて残念です。

 

名前に モズク とつきますが、

海のモズクが褐藻類で、ワカメや昆布の仲間なのに対して

カワモズクは紅藻類で、アサクサノリテングサの仲間。

光合成色素の種類が違っているので、けっこう遠い親戚のようです。

 

う~~~ん、これは知らなかった世界!

まいりましたm(__)m

これから気をつけて水辺をみてみます。