戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

松代へ行きました…

長野市の南部、松代公民館に依頼されて、講演にいってきました。

今年の春にお願いされていたのですが、

災害直後の被災地での講演になってしまいました。

「長野の大地の生い立ち ―過去から減災を考える―」

というタイトルでした。

 

被災された方々もいるので、気をつかう?内容でもありました。

 

地球は生きている星で、災害をなくすことは絶対にできません。

人が地球と付き合う方法を考えれば、被害をすくなくすることはできます…

という内容をお伝えしたかったのですが、

うまく伝わったでしょうか?

 

松代に行ったものですから、妻女山に登ってみました。

そこから千曲川を見ました

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河川敷は木や草がなぎ倒され、砂や泥で覆われ、作物は全滅状態…

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特産のヤマイモ畑が…

 

 

女山から降りて、赤坂橋のたもとで河原をみました。

 

こんな状況です。

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集まる水は、こんなにも大きな脅威となることを実感!

 

水を集中させないシステムを構築する必要がありそうです。

智恵を集め、なんとかしていかないと、もっと被害が大きくなりそうです。

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大地の生い立ちをしり、その土地の特徴を学び、

 

減災につなげたいと思って、これからも気を引き締めて活動していこう!と

 

地域の地質屋として思います。

 

追伸

当館でも今朝から修復作業が始まりました…

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災害というわけではありませんが、

長年の風雪で傷んだ、玄関前のタイルの張替えです。

ボコボコになってきてしまったので…

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ちょっと変わりますので、お楽しみに!