戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

こちらも秋のお宝

今日は自然観察教室です。

実や種をあつめてきて、オリジナル宝石箱をつくります。

 

子どもたちは外に一歩出れば

次々に草木の実をみつけてくれます。

けっこう地味めなものにも興味をもってくれますし、 

職員の下見では気づかなかったものも発見されます。

きれいな落葉、咲き残っている花などなど、

短時間でたくさん集めることができました^^

 

その最中には、渡りをするチョウ、アサギマダラも見られました!

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もう11月も近いのに、これから南へ移動するのでしょうか?

がんばってください!

 

午後はおもいおもいに工作です。

今年も力作がそろいました^^

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こちらの女の子は

いいかおりのカツラの葉が一番のおきにいりのようでした。

 

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こちらは、一つ目の箱が完成した後に、二つ目では、

ケーキの箱を使って、上下2段にしています。

立体的な宝石箱をつくったこは初めてでした!

 

今回一番年上の3年生の女の子は、

丁寧に一つ一つの実の種類を調べてくれました。 

 

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普段から図鑑と仲良しだそうです。

宝石箱というよりは、まさに本格的な標本箱。

博物館の仕事にも興味をもってくれて、

将来の学芸員候補かもしれません^^

 

そんなこどもたちの発想の豊かさには感心させられるばかり。

その姿をまぢかに見ることができるのは、本当に役得です。

 

玄関の彼も、秋のお宝採集のおこぼれをいただくことができました。

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結局新調してあげられていない帽子ですが、

秋のイメチェン完了です!