戸隠地質化石博物館の日記

博物館周辺での日々のできごとを、地質、植物、動物などの各担当者が書いていく日記です。

「その後」のこと

ガマンウィーク中もこのブログで

館内外の身近におきたいろいろなできごとをご紹介してきました。

 

ただ、続きを載せないままのこともあったので、

ここでまとめて近況報告をさせてもらいます。

 

1つは「白い粉プロジェクト」

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クズの白い粉もいくらかとれましたが、

白くない部分もあり・・・です(-"-)

上と下に不純物の層ができるので、

もう少し細くて高さがある容器で

再乾燥にチャレンジしてみようかともくろんでいます。

 

事務室からよく見えるツバメの巣は

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抱卵をしているのか、尾羽がのぞいています。

今からヒナの姿が楽しみです^^

 

昨日、N〇Kの某人気番組で、

 ツバメは人がいるところに巣をつくる

 人がいなくなった商店街からはツバメも姿を消した!

と紹介されていました。

どうやらこの館は、人がいる場所として

ツバメに認識してもらっているようです。

なんだかほっとしました。

(小学校時代に作られたツバメの巣の跡のほうが

 はるかに多いのは、人口密度を反映してるのでしょうか・・・)

 

サクラの紹介も最終版

長野の山桜で最後に咲くのがカスミザクラです。

新緑の中、白っぽい花が咲いています。

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山に霞がたなびいているよう、というのが名前の由来です。

 

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市の天然記念物の巨木も芋井地区にあります。

 

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花や葉の柄に毛が多く、

萼には鋸歯(ぎざぎざ)がなくて、

筒部分にはふくらみがありません。

(前にソメイヨシノとオオヤマザクラをご紹介したのでご参考に)

https://naturalhistory.hatenadiary.jp/entry/2020/04/21/173053

 

これで、GWの宿題を終えたような気分です。

お付き合いいただき、ありがとうございましたm(__)m

 引き続き、ごひいきに!