今朝の館長視察時のこと…
ご近所に露頭ができていました…
黒土の下に、赤土が見えます。
もうちょっと寄ってみましょう。
黒土の中にも、赤土の中にも、
崩れて、流れてきたのかなぁ、
黒土と赤土との境は、約1万年前との経験則があります。
これだけ角礫が混じっているのだから、かなり不安定な感じ。
そこで思いだされるのが、中社の鳥居の基礎部分です。
昨日の週間長〇の一面トップ記事…
戸隠中学校の全生徒で、3mある赤土層を調査した話…
まったくといってよいほど、礫がみられません。
これは、安定した環境で、赤土が堆積しつづけたことを意味します。
すごいなぁー 何となく神社の立地がわかりました。
災害のない、良い場所を選んだ、ということです。
この中社(中院)が設立されたのは約千年前のこと…
昔の人々の地質をみる眼に敬服させられます。
自然を素直にみて、良い場所を選んだのでしょう。
我々もこのようにありたい、と深く思いました。