暑さが戻りました。
午前中は戸隠牧場で植物観察会だったのですが、
標高1200mの高原なのに、
木陰を探しながら歩かないと汗だくです・・・ ^^;
(今回も、写真家の卵の実習生から写真提供をいただきました!)
しかし着実に季節は進んでいるようで、咲いているのは秋の花々。
ツルニンジンが鈴なりでした!
参加者のかたに聞かれて後で調べたのですが、
名前の由来の朝鮮人参に似た根は、
焼いたり、天ぷらや味噌漬けにしたりして食べたり、
焼酎につけて滋養強壮のための薬用酒にしたりするそうです。
秋の高原で人気の花といえば アケボノソウ^^
黄色い丸い点は蜜腺で、
蜜をなめているハエが写り込んでいました。
この点が朝陽で紫色の霞がかかった朝の情景を
この花から想像したとか・・・
ミズキやカンボク、ブナやミズナラの実も
だいぶ大きくなっていました。
写真はミズキの実です。今年は当たり年でしょうか。
どの木もたくさん実っていました。
なんとなくですが、
花の写真は参加者の皆さんが撮るのを優先していて
気が付けば、自分が撮った写真はイモムシばかりでした。
案外、参加者のかたがたにもイモムシは人気です^^
セリ科の花(オオハナウド)に集まるキアゲハはすぐにわかるのですが
ウリ科のミヤマニガウリについていたイモムシは
宿題になりました。
体の質感が茎にそっくりで驚きました・・・
手持ちの図鑑ではわからなかったので
ウリの仲間を食べることをヒントにネットで検索したところ、
キュウリやメロンの害虫になる
ウリキンウワバというガの仲間と判明しました^^!
さらに標本用に持ち帰ったミヤマニガウリの枝に
こんなイモムシもついていました。
なんだこりゃ?? 斬新な形・・・!
同じく害虫系のサイトからたまたま見つけました。
テントウムシダマシというテントウムシに近い仲間の幼虫のようです。
甲虫の幼虫だったのですね。とげに毒はないそうです。
今回も面白い発見が次々に飛び出して
おかげさまで、楽しく歩くことができました^^